2021/1/17現在の利上げ(利下げ)予想確率です。
ホルスタイン投資研究所では、米国時間終了時(日本時間の朝)に、各国の金利市場の取引を踏まえて、利上げ(利下げ)が焦点になっている中央銀行の金融政策決定会合における利上げ予想確率を2.5%きざみで算出して、更新しています。
アメリカ(米国政策金利)のリアルタイム利下げ確率
ユーロ圏政策金利のリアルタイム利下げ確率
イギリス(英国政策金利)のリアルタイム利下げ確率
カナダ政策金利のリアルタイム利下げ確率
(クリックすると各国のリアルタイム利上げ確率情報にジャンプします)
利上げとは?
利上げとは、日銀や米国FRBなど各国の中央銀行が 政策金利 を引き上げることを言います。世の中の様々な金利は 政策金利 の動きと相関があります。
そもそも、金利を上げることには物価の上昇を抑える効果があり、各国の中央銀行は物価の上がりすぎ(悪いインフレ)を防ぐために利上げを行います。
つまり、利上げが行われるためには、その国の物価が上昇基調にあり、経済状況が好調でなくてはいけません。
逆に言えば、経済状況の良し悪しやその他経済に影響を及ぼす要因によって、利上げする可能性は日々変わっていきます。
そのため、各国の中央銀行が利上げを行うかどうかの確率を数値で表す、利上げ予想確率(利上げ織り込み、利上げ織り込み度)というものが存在します。
利上げ予想確率(利上げ織り込み)とは?
利上げ予想確率(利上げ織り込み、利上げ織り込み度)とは、市場参加者によって織り込まれている、中央銀行の金融政策決定会合において利上げを行うかどうかの確率です。
各国の金利市場の数字から逆算して求めるものであり、世界中の市場参加者の注目度が非常に高い指標の一つです。この利上げ予想確率が高ければ高いほど、市場参加者は利上げがあると期待していることを表しています。
一般的に、利上げ確率が上昇すると、その国の通貨は買われて価格が上昇する傾向にあります、逆に利上げ確率が下落すると、その国の通貨は売られて価格も下落する傾向にあります。
FOMC開催日 | FF金利 | 利下げ確率 | 前日 |
---|---|---|---|
2019/06/19 | 2.25%-2.50% →2.00%-2.25% | 15% | 12.5% |
2019/09/18 | 2.25%-2.50% →2.00%-2.25% | 75% | 67.5% |
2019/12/11 | 2.25%-2.50% →2.00%-2.25% | 95% | 90% |
※来年の利下げが焦点になる会合で利下げをする確率(Fed Fund Future参照)
ECB理事会開催日 | 政策金利 | 利上げ確率 | 前日 |
---|---|---|---|
2019/09/12 | 0.0%→-0.1% | 17.5% | 15% |
2019/10/24 | 0.0%→-0.1% | 30% | 30% |
2019/12/12 | 0.0%→-0.1% | 35% | 30% |
※主要リファイナンス金利の利下げが焦点になる来年3回の利下げ確率(OIS参照)
MPC開催日 | 政策金利 | 利上げ確率 | 前日 |
---|---|---|---|
2019/09/19 | 0.75%→1.00% | 5% | 0% |
2019/12/19 | 0.75%→1.00% | 10% | 15% |
2020/01/30 | 0.75%→1.00% | 15% | 15% |
※今年の利上げが焦点になる会合で利上げをする確率(OIS参照)
BOC理事会開催日 | 政策金利 | 利下げ確率 | 前日 |
---|---|---|---|
2019/07/10 | 1.75%→1.50% | 0% | 0% |
2019/09/04 | 1.75%→1.50% | 40% | 40% |
2019/10/30 | 1.75%→1.50% | 40% | 40% |
※今年利下げを実施する確率(OIS参照)