【5/14-5/18の為替(FX)市場】今週のまとめと来週の相場予測

一橋大学卒。欧州系投資銀行所属、金利・為替トレーダー。

また、個人で2016年より仮想通貨を保有しています。Twitterで色々発信しています。(@c_p_t_k_d

為替(FX)市場

今週もあらゆる通貨に対して、USDが買われまくっています。

USDが買われている要因
  • 米国の金利が上昇
  • 原油価格の高騰

 

原油先物

原油先物

上のグラフのように原油価格が高騰していることや、実経済の回復が続いていることにより米国のインフレ期待(将来的に物価上昇率が上昇していくという見通し)が高まっています。

こういった状況から、高まっているインフレを抑える必要が生じるため、将来の利上げ期待が高まっていて、米国債の金利上昇が進んでいます。

米債10年

最も代表的な米国の金利の指標である、米国10年債は2011年以来の水準である3.13%まで上昇する場面が今週ありましたが、世界中の市場参加者は、この米国の金利上昇がいつまで続くのかに強い関心を持っています。

今後も米債の金利上昇が続けば、一般的には米国の投資の魅力が上昇することから、USDは買われる流れとなるでしょう。

 

ドル円

USDがあらゆる通貨に対して買われているドル独歩高の中で、ドル円も上のチャートの通りですが、5月になって以降2度抵抗されていた節目である110円を今週は完全に上抜けて1月下旬以来の111円に到達しました。

110円前半には、ショートポジションのロスカットも断続的に置かれていたことから、この水準に達してポジションクローズの買いを巻き込んだことも、今回の上昇の要因の一つに考えられると思います。

来週以降の相場に関して

来週(5/21-5/25の週)に関してですが、全ての通貨に対して方向感の目線はありません。

為替相場は、引き続きUSD中心の相場が続くと思いますが、このドルの動きも、上述の通り米国の金利に連動する部分が非常に大きいと思うので、米債の動き次第だと考えています。

 

短期トレードをするなら…

短期トレードのポジションとしては、安値を更新する時のユーロドルショートに妙味があると考えています。

CFTCが発表する、IMMの通貨先物のポジションを見てみても、ヘッジファンドをはじめとする投機筋のユーロロングは依然として大きく積みあがっています。

ユーロは下落局面になると、どうしてもファンドのロングを損切るような動きを巻き込みやすいことから、下げのスピードが加速しやすいでしょう。

5/18の安値である1,175あたりを明白に下に抜けると短期的に、大きく走る可能性が高いのではないかと考えています。

 

▼今週の仮想通貨市場のまとめと来週の相場予想