ドル円は110円を背にして売りが強い展開(2/4-2/8まとめ)

今週の為替(FX)市場についてまとめました。

今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの為替(FX)のニュースについてはTwitterにて発信しています。
※この記事は2月12日朝に執筆してます。

110円を明白に上抜けたため、上昇継続を予想

先週までの振り返り:年始の暴落から反転するも110円台の壁が厚かった

2019年1月半ばから現在までのドル円チャート

年が明けてからのドル円を振り返ると、1月3日に日本が祝日の板が薄い中、2018年末から暴落の続くドル円は投機筋の売りを巻き込みグイグイと安値を更新しました。
108円を割れると、大量のロスカットを巻き込んで104円60銭まで10分足らずで急落する場面がありましたが、その後はジワジワと反発を開始する展開となりました。

1月下旬に節目である110円まで到達したものの、そこでは利食いの売りに押されて跳ね返されます。
以降も109円後半に到達することはあれど、110円を前にすると売りが厚く、110円台に定着することは出来ないまま2月に突入することになりました。

2月4日月曜日、109円50銭で週初の取引を開始したドル円は、前週末の強い数字の雇用統計を受けて110円16銭まで上昇する場面があったものの、110円台では利食いの売りに押されて跳ね返されました。

その後も、2月8日金曜日まで何度も110円台まで上昇することはありましたが、毎回この水準では売りが非常に強く、結局は109円台まで跳ね返される状況が1週間にわたって継続していました。

110円を明白に上抜け、111円への到達は近いと予想

しかし、2月11日月曜日、日本が建国記念日で休場の中、ついにこの110円を明白に超える展開となりました。

中国市場が春節(旧正月)明けで1週間ぶりの取引となったこの日、春節の間の中国の消費が予想よりも伸びず、中国の景気減退懸念を材料に株価が伸び悩むとの警戒感も非常に強かった中、久しぶりの中国市場で上海総合指数は上昇する展開となりました。
これを好感して、グローバルにリスクオンの展開になり、為替も円安方向に推移しました。

上述の通り、2019年になってからドル円は110円前後で反落することが非常に多かったため、この水準を背中にしたショートポジションも非常に多く積み上がっていたと思います。
そのため、前週高値を上抜けしたことから、そういった110円に定着することはないと見込んでいたショートポジションのポジションクローズの買いが入って上昇は更に加速しました。2月12日午前7時現在110.35で推移しています。

こうなると111円までの上昇は時間の問題と考えられます。
110円という売りのターゲットになりやすい水準を前にしていたため、今までは伸び悩む可能性があったのですが、この水準を完全に上抜けした現在の状況を踏まえるとショートで入るプレイヤーも限定的になるでしょう。
また、足下のボラティリティが低下していることもドル円が今後上昇していくに当たっては強いサポートになると思います。

2018年以降、ドル円のボラティリティが低下する場面になると、スワップポイント等のキャリーを狙ったインカムゲイン目的のドル円ロングが入りやすく、ドル円は上昇する傾向にあります。
上のチャートを見ても分かりますが、ドル円は1月3日を除くと、年が明けてから値幅が非常に小さくなっており、日中のボラティリティも非常に小さくなっています。

低ボラティリティの環境下であることを踏まえると、二国間の金利差に着目したドル円ロングが入りやすく、まだまだドル円は上値を拡大していく可能性が高いと考えています。
以上の理由から、ドル円は今週中に111円、今月内に112円ぐらいまでの上昇の可能性は十分にあると現在考えています。

ポンドドルの中長期的な上昇目線は継続、ユーロドルの目線はニュートラル

1月中旬からポンドドルは中長期的に上昇すると書いてきましたが、その目線は継続しています。
足下はハト派なBOEの内容や悪化する経済指標の影響で下落する展開となっていますが、3,4カ月の時間をかけて1.35付近まで上昇していくと予想しています。

また、2週間前からユーロドルはしばらくの間1.13-1.15のレンジ内での動きが継続すると書いていきましたが、下にブレイクしています。
現在はユーロドルに関して目線はありません。