予想通りドル円は110円到達、ポンドも上昇(1/21-1/25まとめ)

今週の為替(FX)市場についてまとめました。

今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの為替(FX)のニュースについてはTwitterにて発信しています。

ドル円の1週間

今週のドル円チャート

ドル円は上下1円も動かない値動きの小さい1週間でしたが、先週予想したように、年初来高値を更新して110円に到達する場面がありました。

前の週の後半にWSJやBloombergの米中貿易摩擦に対する記事を受け、世界的に株が買い戻される展開の中でドル円は上昇していました。
一方、今週は21日月曜、22日火曜日と以下の貿易摩擦に関するネガティブなニュースを受けて、週前半のドル円は上値が重くなりました。

・米中の通商交渉において知的財産問題は何の進捗も無い(Bloomberg)
・1月末の米中会合前に予備協議を開くという中国の提案が米国に拒否された(Financial Times)

しかし、週後半になるにしたがって、だんだんとグローバルに株が堅調に推移、その流れの中でドル円は再び上昇する流れになりました。

なお、23日水曜日には今年はじめて110円に到達したものの、その節目にタッチした瞬間に急落しました。
また、25日金曜日にも109円95銭まで上昇する場面がありましたが、そこから怒涛の売りを巻き込み、109円50銭付近まで押し戻されて週の取引を終えました。

110円付近から急落する場面が2回あった理由に関しては、ファンダメンタルズやテクニカル要因ではなく、溜まっていた110円ストライクのオプションポジションが多かったことが要因で、110円から離れれば離れるほど売りが出やすい需給関係になっていたのだと解釈しています。

来週の予想

ドル円

約2週間にわたってドル円110円到達予想と書いてきましたが、いったん目標到達したことで現在は上下どちらにも目線はありません。

1月3日のフラッシュクラッシュ(大量のロスカットを巻き込んで104.50まで急落した動き)以降は、昨年に溜まっていたドル円ロングのポジションが軽くなったことで売りの勢いが相対的に弱まるという需給的要因に加えて、米中貿易摩擦の解消、緩和期待と言うファンダメンタルズ的な要因が加わってジリジリ上昇する展開が続きました。

しかし、いったん節目である昨年12月31日以来の110円に到達したことから、市場参加者は現在のドル円に積極的にポジションを傾けるというよりも、次の動きを見てから考えるという様子見スタンスになっている向きが強いと思います。
何か次の大きな材料が出てくるまでは私もドル円は様子見です。

ユーロドル

直近3か月のユーロドルチャート

24日木曜日、市場予想を大きく下回ったユーロ圏PMIの結果とECB理事会後のドラギ総裁のハト派な記者会見を受けて、節目となる1.13を割る場面が見られました。
しかし、翌日25日は全般ドル売りとなる中でユーロは特に買いが強く、最終的に1.14台に回復して週の取引を終えました。

昨年秋以降、一時的に1.13を割れる場面は多々あリますが、基本的にその水準は長続きしないことが多く見られます。
ポンドや円とは異なり、対ドルで積み上がったショートポジションがユーロはあまり解消していないと考えています。

そのため、下方向に走っても上方向に走ってもユーロ買いが入ってきやすく、現在の状況では下に下に追いかけるような売りは入りづらいと考えています。
よって、もうしばらくの間はざっくり1.13-1.15のレンジが継続する展開を予想しています。

ポンドドル

先週から中長期的な上昇を予想と書いてきましたが、その目線は現在も継続しています。
引き続き、英国のEU離脱問題に関して言うと、EU離脱自体がなくなってしまうことへの期待や、再来月の離脱期限を延期して新たな離脱案を話し合っていくようなことへの期待は高く、秋から今月半ばまで見られたような差し迫った状況にはなりにくいと思います。
そのため徐々に徐々に買い戻しが優勢になっていき、今後数カ月をかけて1.35付近まで上昇するような展開を引き続き思い描いています。

下記リンクは先週のまとめですが、本文にあったドル円やポンドに関する話がより詳しく書いていますので、そちらも是非読んでみてください。