大きな材料がない中、ドル高進行(11/19-11/23まとめ)

今週の為替(FX)市場についてまとめました。

今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの為替(FX)のニュースについてはTwitterにて発信しています。

今週の相場の振り返り

前週の下落の巻き戻しからドルは上昇

今週は日米が金曜祝日であり、大きな材料もなく、通常の週に比べて週の為替相場は大きく動きませんでした。
今週は、いつもより週のまとめの部分を手短にしています。

前週末の11月17日にパウエルFRB議長とクラリダ副議長が、海外情勢を考慮すると、来年以降は現在の断続的に行なっている利上げを停止する可能性があると言及しました。
これを受けて、2018年12月の利上げ予想確率も65%付近まで低下したためドル売りが進んでいました。
しかし、今週に入って何か材料があったわけではありませんが、その巻き戻しからか様々な通貨に対して全般的にドルは堅調に推移しました。

今週のドルインデックス(ドル指数)チャート

上のチャートは ドルインデックス(ドル指数) ですが、今週は反発しています。
主要国通貨で特に下落幅が大きかったのはユーロですが、以前から引き続いてEUからダメ出しをされているイタリアの来年度予算問題が相場の重しになっています。

今週のユーロドルチャート

EU離脱問題でポンドドルは上下に大きく動く

一方、ポンドドルは上下に大きく動きました。

11月24日の木曜日、英国とEUの両サイドで交渉官ベースでEU離脱に関する草案に合意したと報じられて大きく上昇する場面がありましたが、その後は週後半にかけて上値が重くなりました。
これは英国議会がその草案に反対のスタンスを強めていることが原因と言えます。

英国のEU離脱問題は、結局のところ英国の議会が承認しないと前には進みません。
前週、英国のメイ首相のEU離脱スタンスに対して反対を表明した閣僚が5人辞任したほか、メイ首相への不信任決議の声も日々高まっています。
議会が揉めている限りはこの問題の根本的な解決には至らず、当分の間はポンドの反発は難しそうです。

今週のポンドドルチャート

来週の相場予想

来週はあまり大きな材料はありません。
そして12月は実質21日を過ぎるとクリスマス休暇に入ってすぐに年末年始になることから、今年の相場が通常通りに動く時間はあと1ヶ月もありません。

2018年相場にあまり大きな動きは期待してもいけないと考えていますが、9月末からこの場に書いているようにユーロドルは下落する可能性が高いとは考えています。
ずっと述べていますように、1.100付近まで下落する可能性もまだ十分に残っています。

ドル円に関していうと、年内の目線は現在ニュートラルです。
このまま継続して112-114円をコアレンジにもみ合うような可能性が高い気がしており、週単位でどちらかにポジションを傾けたいとは全く思えない状況です。

今週のドル円チャート