中間選挙を受けてドル高進行、この流れは継続予想(11/5-11/9まとめ)

今週の為替(FX)市場についてまとめました。

今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの為替(FX)のニュースについてはTwitterにて発信しています。

中間選挙とFOMCを受けてドル上昇

11月6日に米国で中間選挙が、7日の日本時間に開票が行なわれました。

上院の過半数はトランプの所属する共和党が獲得して、下院の過半数は民主党が奪い返す形で過半数を獲得しました。
このようにねじれ国会が成立したことは米国経済にとってネガティブではあるのですが、事前のコンセンサス通りであったことからリスクオフ方向に相場は動きませんでした。
むしろイベント通過の安心感からその後は米株買いが進み、為替はドルが様々な通貨に対して大きく上昇する展開となりました。

また、11月7日米国時間終盤にFOMCが開催されました。

このFOMCも中間選挙と同様に、市場予想通りに金融政策の現状維持を決定して、発表された声明文も前回9月の時からほとんど変更はありませんでした。
しかし、12月に今年4回目の利上げを行なうことに前向きなFRBの姿勢を市場参加者が改めて認識したことから、イベント通過後は12月利上げ実施への安心感からか、ドル買いが優勢となりました。

先週から今週にかけてのドルインデックスチャート

上記チャートは ドルインデックス(ドル指数) (詳細はリンク先参照)です。

先週に2017年6月以来の高値を更新していましたが、11月1日からは雇用統計や中間選挙前のポジション調整の売りが先行して上値は重くなっていました。
しかし、中間選挙開票の7日以降に再び上昇する流れとなっています。

先週から今週にかけてのドル円チャート

上述の中間選挙後のドル買いと、世界的な株価の回復を受けたリスクオンによって、ドル円は1カ月ぶりに114円台まで上昇する場面も見られました。

EU離脱問題や中国株の問題等が緩和方向へ向かう

この【今週のまとめと来週の予想】のコーナーでは、今年の秋以降、

これら4つの問題を何度かクローズアップしてきました。

これらの問題の現状ですが、英国のEU離脱は以前よりは合意に近づいており、中国株の下落はいったん政府筋の株の買い支えが噂される中下落を食い止めた形になり、サウジアラビアの問題も風化する方向に向かっています。

先月までピックアップされた様々な問題が、緩和方向になっていることも足下のリスクオン方向の動きの原因と言えるかもしれません。

来週以降の見通し:ドル高の進行を予想

年末にかけてドル高が更に進行すると予想しています。

先週のまとめにおいて、月内114円・年内115円とドル円予想を書きましたが、114円は今週既に到達しました。
引き続きドル円上昇予想は継続中で、年内に115円台まで上昇する可能性は非常に高く、中長期の目線ならば現在の水準は買い場だと考えています。

ユーロドルは年内に1.100付近への下落と予想

10月上旬から現在までのユーロドルチャート

また、10月上旬に1.15超に位置していた時からユーロの下落を予想し続けていますが、現在もその目線を継続しています。

現在は1.133近辺に位置していますが、年内に1.100付近までの下落は十分に考えられると思っています。
上述のドル高に加えて、やはりイタリアの政治・財政問題がユーロ不安材料として年内は意識されやすいため、ユーロは売られやすい地合いになるのではないでしょうか。