ドル円年初来高値更新!イタリア発端のリスクオフ継続でユーロ下落(10/1-10/5まとめと翌週の予想)

今週の為替(FX)市場についてまとめました。
今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの為替(FX)のニュースについてはTwitterにて発信しています。

ドル円は一時、114円55銭と昨年11月以来高値まで上昇

先週、先々週に続き週初はグローバルなリスクオンが継続しました。

USDJPY(1時間足)

10月3日水曜日は発表されたADP雇用統計やISM非製造業指数が軒並み市場予想を上回ったことから、、世界的に株価が上昇、米国の10年金利も7年振りの高い水準に上昇、また原油も4年振りの高値を更新する展開になり、相関の強いドル円は昨年11月以来の高値となる114.55まで上昇しました。

しかし、4日木曜日からはドル円が1円反落するなど、上昇は一服しました。

特に何か下落するような材料があったわけではないものの、9月から上昇の続いていた世界各国の株式指数や米国債金利、原油価格などがそろって下がっていたことから、いったん利食いの売りが大規模に入ったことによるものだと推測しています。

翌日に雇用統計を控えていて、日本も米国も祝日な月曜を控えた3連休明け前と言うことで、ポジションを縮小する動きも強くなりやすかったのではないでしょうか。

その後は金曜日に発表された雇用統計の結果を受けて、ドル円始めドルは上値が重い展開になり、先週末とほぼ同値の113円70銭付近で週の取引を終えました。

雇用統計は、最近は最も相場の注目度の高い平均時給が市場予想通りの結果になったものの、非農業部門雇用者数変化が市場予想を下回ったことや、平均時給の前月発表分が下方修正されたことを考えると、全体としては市場予想よりも悪い数字になったと言えるでしょう。

ユーロ続落、イタリアの来年度予算に対する警戒感は強い

詳細は下記リンクにまとめているが、先週後半以降ユーロの下落が進んでいます。

詳細:イタリアの政治・財政問題とユーロへの影響

イタリアの来年度予算が市場予想よりも大きな財政赤字になるとイタリアの連立与党から発表があったことから、この予算案がEUに提出されて審査される10月15日を前にして、警戒感からユーロの売りが今週も続きました。

EURUSD(1時間足)

先週末1.160付近に位置していたユーロドルは、一時は1.146付近まで下落、1.150付近で週の取引を終える展開になりました。

引き続き来週以降も、イタリアの政治問題や、この予算案をはじめとする財政問題への不安は続くことが予想されます。

来週の為替相場:10月中に115円にドル円が到達と予想

9月末に述べたように10月中にドル円は115円に到達する可能性は高いと考えており、引き続き9月初旬からのドル円の上昇目線を維持しています。

現在のチャートを考えると、114円台で売りが厚くなるような状況はあまり想定できなません。

先週は長く上昇局面が続いていたことから、利食いの売りも多く週後半に伸び悩んだが、いったんポジションも多少は軽くなったことから、相場が落ち着きだすと新規でのドル円ロング構築も進んでいくと推測しています。

ファンダメンタルズ的にも現在の、世界的な株高や、米国のインフレ期待上昇からの金利上昇と言う流れは当分の間続くと考え、113円半ばという水準ならば、自信を持ってスイングポジションとしてドル円をロングしてみていいと考えています。