【6/18-6/22】今週の為替/FXのニュースと来週の相場予測

今週の仮想通貨と為替(FX)市場についてまとめました。

今週起こった出来事やニュース、それをもとに来週以降の相場について自分の見解を予測しています。リアルタイムの仮想通貨のニュースについてはTwitterにて発信しています。

今週の為替(FX)市場

今週のドル円は下落しました。

米国保護主義による貿易摩擦問題がクローズアップされる中、リスクオフの動きが強くなり、世界的に株価が伸び悩み、為替もリスクオフ方向に動く1週間になりました。ドル円は先週末110.60付近の位置にいましたが、109.95付近で週の取引を終えました。

今週のUSDJPY(1時間足)

また、今週主要通貨の中で最も動いたのはポンドです。

一時は昨年11月以来となる1.310付近までポンドドルが下落する局面はあったものの、BOEの金融政策決定会合の結果を受けて1.33まで急反発しました。

 

ドル円下落となった今週のリスクオフ要因

前週の15日金曜日に、米国が中国からの輸入品500億ドル相当に対して関税を課すと述べた後、中国からも同規模の米国から輸入する品目に対して報復として関税を課すとの発表がありました。

そして、この流れは今週になっても継続、18日の月曜日にトランプ大統領から、報復の課税を実施するのであれば、新たに2000億ドル相当の輸入品に対して追加関税を適用するとの発表があり、今年の春先から続いている米中の貿易摩擦は更に激化しています。

 

また22日金曜日には、トランプ大統領が、ツイッターでEUから輸入する自動車に関しても追加の関税を課すと言及しました。

実際に、発言されている通りの内容の関税措置を実施するかはともかく、貿易摩擦関連のニュースが出てくると、素直にマーケットは株が売られて円が買われるという流れがもう3か月以上継続しています。

 

今週もこういった動きが世界の株価の上値を重くして、そのリスクオフの流れが為替を円高方向に推移させる形になり、ドル円は110円台を維持することが出来なくなったと言えるでしょう。

 

下記チャートは中国の代表的な株価指数である、上海総合指数になります。

上海総合株価指数(日足)

直近、世界的に株価が下がる中、特に大きな下落を見せているのは中国です。

米国と中国がお互いに関税を強化したとして、米国と中国では、圧倒的に中国の輸出過多・貿易黒字の状態であるがゆえに一番困るのは中国であるというのが理由と言えるでしょう。

 

3月からずっと続いているテーマではありますが、来週以降も米国が他国からの輸入品に対して関税をどうしていくかということは、マーケットの重要なテーマになっていくでしょう。

 

ポンドの反発の要因

今週、最も動いた主要通貨はポンドであり、6月21日のBOE(英国中央銀行)の金融政策決定会合MPCの直前には昨年11月以来となる安値を更新して、1.3110まで売りが先行しました。

しかし、BOEの金融政策が発表された後、ポンドは大きく反発して、翌日には安値から200pips以上反発した水準である1.3315まで上昇して、1.3260付近で週の取引を終えました。

今週のGBPUSD(1時間足)

ポンドが上昇した理由は、今回、政策金利の現状維持が発表されたものの、利上げを指示したボードメンバーが前回5月の時の2人から3人に増えていたことによるものです。

英国のインフレに関わる経済指標は4月以降、悪い数字が目立っていて、利上げを行えるのはまだまだ先だと市場参加者は悲観的になりすぎていました。

 

そして、今週のCFTCのポジション(下記リンク参照)

【毎週更新】CFTC ポンド(GBP) 建玉とGBP/USDの推移

を見てもらえばわかりますが、先週から今週初にかけて、ポンドのショートはおそらく増えていたのでしょう。

そのような状況であったにもかかわらず、英国の利上げを支持する人数が増えていたことから、今回のショートポジションを持っていた市場参加者は慌てて、ポンドを買い戻すことを余儀なくされたのだと思います。

 

来週以降の為替(FX)相場

ドル円は上値が重い展開が継続すると予想しています。

 

米国の貿易摩擦の問題もあり、世界的にリスクオン方向には動きにくい中、チャート的に110円より上を積極的に買っていくようなプレイヤーも限定的だと考えています。

112円よりは108円の方が全然近いと思うので、現在の水準ならば、中長期的な視野でショートを仕込むのもよいと考えています。

 

また、22日にOPEC(石油輸出国機構)の会合で、今後の原油の生産量に関する決定が発表され、予想よりも増産量が少なかったことに安心感を覚えて、原油が反発しています。

これを受けて、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が買われる展開になっていますが、来週以降も原油の上昇は継続すると考えています。

 

そのため、資源国通貨も上昇圧力が働きやすいと予想しています。

また、BOEの発表から現在に至るまでの時間では、ポジションをクローズしていないポンドショートがマーケットに残っていると考えています。

そのため、今週付けた高値を更新して上昇していくと、まだまだポンドドルショートのロスカットによる買い注文が執行されやすいと考えて、このタイミングでは短期的なポジションとしてポンドドルをロングしたいと考えています。

▼今週の仮想通貨市場のまとめと来週の相場予想