【3/26-30の為替(FX)】今週のまとめと相場予測

一橋大学卒。欧州系投資銀行所属、金利・為替トレーダー。

また、個人で2016年より仮想通貨を保有しています。Twitterで色々発信しています。(@c_p_t_k_d

為替市場のまとめ

 

世界的なリスクオフの巻き戻しからドル円は上昇した、来週は経済指標の多い週ではあるものの方向感はなさそう

 

前週は、トランプ政権が中国に巨額の関税を課すとの報道から、米国株が大きく下落して、リスクオフの流れとなり、ドル円は一時105円を割れました。

今週もドル円は週初に104円台で推移していたリスクオフムードであったものの、米中が貿易問題に関して交渉を行なうことや、北朝鮮の金正恩が中国を訪問したことが、地政学リスクの後退と判断されたことにより、世界的に株価が反発しました。

こういったリスクオンの流れのみならず、日本が年度末のドル買い需要や、105円割れから下に攻めた投機筋のロスカットといったテクニカルな要因も伴ったことから、水曜日には一時107円台まで上昇する場面も見らました。

結局、金曜日が欧米共に祝日だったことから、木曜日のアジアタイム以降は、方向感が無く、揉み合いが続いて、106円台前半で今週の取引を終了しました。

 

来週は、米国で雇用統計はじめ、ISM製造業指数やADP雇用統計など経済指標の発表が相次ぐものの、米国のファンダメンタルズが、現在の米国の金融政策の予想に与える影響は限定的であることから、多く続く経済指標が為替に与える影響は普段よりは小さいだろうと考えています。

引き続き、マーケットの焦点は、世界的には、米中の貿易摩擦がどのように進展していくのかと、北朝鮮問題がどのように推移していくのかの二点であり、これらが株や為替に一番影響を与えるものではないだろうか。

 

個人的に注目なのは、日本の新年度初日である4/2の東京時間、新年度初日ということで、新年度の業績が不安である日本の金融機関は、いったん含み益となっている日本株を利益確定のために、売却するのではないかと考えています。

そうなると、日本株下落→ドル円下落のような流れになる時間帯があると思うので、そこは短期的なポジションとしてトレードチャンスだと考えています。