仲値(なかね)を使ってトレードする方法①

仲値とはそもそも何なのか、何のために仲値があるのかを説明していきます。

その仲値の基礎知識を踏まえた上で、仲値の時間帯で収益を上げる方法についてお話ししていきます。

仲値とは

仲値とは、銀行を中心とした金融機関が、その日一日に顧客と為替取引を行なう時の基準となる為替レートであり、各金融機関は日本時間9時55分にその日の仲値を決定して、10時より適用を開始します。

FX取引(外国為替証拠金取引)をやる時は為替レートは常に変化し続けて、売る値段と買う値段はせいぜい1銭も差が無いのが一般的ですが、空港の両替所や銀行の窓口に行って、持っている円をドルに両替すると1円以上手数料を取られることがあると思います。

あの時の為替レートと言うのは、よほど大きく相場が変動して価格が動かない限りは、一日中同じレートが使われ続けるものだったりします。

基本的に銀行は、一日中その日の仲値を使って顧客との外国為替取引を行ないます。仲値はTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも言います。そして、ここに手数料を足し引きして以下のレートを定めます。

  • TTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)
  • TTB(Telegraphic Transfer buying Rate)

TTSは銀行が外貨を売るレートなので顧客が外貨を買うレートであり、ドル円で言うと円を渡してドルを買うレートです。一方、TTBは銀行が外貨を買うレートなので顧客が外貨を売るレートであり、ドル円で言うとドルを売って円に戻すレートです。

 

仲値の仕組み

銀行は9時55分にその時の実勢の為替レートを見ながら、まずこの仲値であるTTMを決めます。そして、このレートを5分後の10:00から使用するのが一般的になります。

 

例えばなのですが、TTMからの手数料が2円と設定している銀行が仲値(TTM)を110円に決定したならば、TTSは112円になり、TTBは108円になったりします。

ドル円をこの銀行に売るならば108円ですし、この銀行からドル円を買うならば112円必要になります。

 

仲値(TTM)から大きく手数料を取っていることから、よほど大きく為替レートが変動しない限りは、顧客から外貨を買おうと外貨を売ろうと銀行は損をする事無く、外国為替業務が出来る仕組みになっています。そのため、銀行は一日中同じ為替レートを使い続けることが出来るのです。

 

では仲値の解説も終わりましたので、本題であるこの仲値というのがFXの世界にどのような影響を与えるのかについて解説していきたいと思います。

 

▼仲値トレードとは?仲値を使って相場で勝つための考察