【今週のまとめと相場予想】3/12-3/16の仮想通貨市場と為替市場

一橋大学卒。欧州系投資銀行所属、金利・為替トレーダー。

また、個人で2016年より仮想通貨を保有しています。Twitterで色々発信しています。(@c_p_t_k_d

G20前の調整とコインチェック再開により仮想通貨は下落

 

今週の仮想通貨のまとめ

今週の仮想通貨市場は大きく下落しました。

下落した一番の要因は、週末(19-20日)に行われるG20(主要国首脳会議)で、仮想通貨の規制が議題になる予定であることから、警戒感から仮想通貨の保有ポジションを減少させる動きが海外中心に大きく入ったことが原因だろうと考えています。

実際に、ビットコインの値動きを見てみると米国のシカゴに上場されている先物が主導となって動いていることから、ヘッジファンドのような大口プレイヤーが売りの主体になったのではないかと想像できます。

G20を通過するまでは、積極的に仮想通貨をロングするようなプレイヤーも限定的だったため、今週は上値が重かったが、かなりG20に対する警戒感は強いため、規制の内容が十分に予想の範疇であれば、週明け以降買戻しによる仮想通貨全体の上昇も期待できるのではないだろうか。

 

また、3月12日には、日本最大の取引量を誇るコインチェックが、ハッキングされたネムの現金による補填を開始すると同時に、取引を停止していたアルトコインの取引を再開しました。

今後のコインチェックに対する不信感も多いことから、取引再開後にはアルトコインを売って現金化する動きが日本時間に活性化した。こういった動きも、イーサリアムなどのアルトコインを中心に仮想通貨を下落させる要因になっただろう。

為替市場のまとめ

FX市場に目を向けると、円高が大きく進みました。これも円で仮想通貨を取引するに際してのレートの下落要因といえます。

先週明らかになった、森友学園に関わる文書の偽造によって、安倍政権は支持率が低下しました。

これにより、9月に行われる自民党総裁選挙において、安倍首相が敗北するような観測も強まっていて、海外勢中心に2013年以降にアベノミクストレードとして作られたドル円のロングや、日経平均のロングを巻き戻すような動きが出たため円高、株安が進みました。
(安部政権でなければ、日銀と連携をとって株高や円安につながった金融緩和も維持できないのではないかとの考えが生じているため)

来週以降も、なかなかリスクオンには動きづらいため、日経平均やドル円は上値が重い展開が続くだろう。ドル円は105円を割って更に下落するような可能性も低くないのではないかと予想しています。