【6/4-6/8】今週の仮想通貨のニュースと来週の相場予測

一橋大学卒。欧州系投資銀行所属、金利・為替トレーダー。

また、個人で2016年より仮想通貨を保有しています。Twitterで色々発信しています。(@c_p_t_k_d

 

今週の仮想通貨市場

前週末から、仮想通貨市場全体は上昇、世界の時価総額上位5つの仮想通貨

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)

はすべて上昇しました。ビットコイン(BTC)は、前週末83万円程度だったが、一時は85万円をつけて、最終的に84万円程度で週末を迎えました。

 

今週の上昇要因

ビットコイン自体は、マウントゴックスがコールドウォレットから、ビットコインを移動させた動きが観測された6月4日月曜日に、これが破産処理のためにマーケットで売却する可能性を想起させたことから、売られる場面もありました。

しかし、5月にあったようなネガティブな規制がらみのニュースも今週は少なかったことから前週の流れを引っ張り2週連続価格が上昇する展開になりました。

ビットコイン特有の要因というよりも、今週は時価総額の大きなビットコインキャッシュ(BCH)が12%上昇、リップル(XRP)は8%上昇しました。これらの上昇によって仮想通貨市場が押し上げられたと考えています。

 

リップル(XRP)の上昇要因

今週のリップルのチャート

XRPを使った送金システムであるxRapidへの期待が高まった

A国とB国の間で国際送金をする際に、A国通貨をXRPに替えて送金して、XRPをB国通貨にして受け取ることによって、現在の銀行の送金システムから時間やコストを大きく短縮することが出来るxRapid(エックスラピッド)という国際送金システムを現在リップル社が開発しています。

 

現在は、まだ開発中であり、試作中であることから今後様々な金融機関で実験の送金が行われることになっているのですが、このxRapidというシステムに対して、

「初の試験送金が無事完了して、今後は2018年に主要な銀行で使われることになるだろう」

と、リップル社のCEOから発言がありました。

昨年から何度も、リップルのシステムで〇〇銀行が送金を成功したとのニュースが出ていたと思いますが、あれはxRapidとは異なるシステムが多かったわけであり、それらのシステムを銀行が採用したとしても、仮想通貨のXRPは使われない可能性もありました。

 

しかし、このxRapidというシステムにおいては、2国間の通貨を送金する際に、その間を結ぶブリッジ通貨として用いることから、xRapidの導入が進むとXRPの必要性は高まると言えると思います。

この一連の動きを受けて、XRPは買われる展開になりましたが、今後もこのxRapidの普及が進めば、おそらくXRPの上昇要因になると思います。

 

②SBIバーチャルカレンシーで6月4日からBCHを取扱開始

国内最大のネット証券を持つSBIグループの仮想通貨交換所であるSBIバーチャルカレンシーが、今週6月4日からサービスが開始しました。

この日の朝の日本の各メディアで大々的に報道されたことから、JPYからXRPを買うような動きがたくさん入り、前週末に70円程度だったXRPは一時78円程度まで大きく上昇しました。

詳細に関しては、以下のリンクが、この6月4日に書いた記事であるのでそちらをご参照ください。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)の上昇要因

今週のビットコインキャッシュのチャート

BCHの上昇要因は以下のような理由によるものだろうと考えています。

 

①BCHの世界マイニングシェア2位と4位の会社が決済の手数料を引き下げる動き

そもそもBCHは2017年8月のBTCからの分裂時に、マイニング目的のユーザーの意見によって誕生した、非常にマイニングがさかんな仮想通貨です。

今回、BCHのマイニングシェア第二位のViaBTC社と4位のBitcoin.com社の2社が6月6日に、ユーザーの少額決済を無料化にする方向で手数料を引き下げていく方針である

「マイナーズチョイス・イニシアチブ」への参画を発表しました。

これが長期的な目線で、BCHのマイニングや決済環境が改善されていき、よりBCHが普及するとの期待が高まりました。

 

②ロジャー・バーが日本国内のコンビニで使えるようになる可能性に言及

「ビットコインの神」なんて呼ばれていて、現在はマイニングやウォレットを提供する仮想通貨関連の会社の代表をやっているロジャー・バーが、世界最大のコンビニ大国である日本において、コンビニでBCHキャッシュで決済が可能になると発言を行いました。

 

③SBIバーチャルカレンシーで6月11日からBCHを取扱開始

上記のXRPの文章と共通するが、SBIバーチャルカレンシーが、6月11日からBCHの取引をスタートするため、BCHの普及が進むとの期待が高まっています。

上にも貼ったリンクですが、SBIに関して書いたリンクを張り付けておきますので、興味があればお読みください。

 

来週の仮想通貨市場

来週の仮想通貨市場も、先週と同様に上昇する可能性が高いと考えています。

5月は、不正問題や規制問題、更にはマウントゴックスの売り観測などで仮想通貨市場の上値が重い時間が続いていたが、足元は悪材料を消化しきったと考えています。

また、ビットコイン先物のショートポジションが大きく溜まっています。

ビットコインは、先週半ばに77万円をつけてから反発が続いているが、上昇すると海外のヘッジファンド勢をはじめとする投機筋のショートのクローズを巻き込んで上昇の勢いは加速することになると思います。

そのため、上がりだした時の上昇幅が大きくなるという期待を持ってもいい時間帯でもあると現在の相場を見ており、ビットコインはじめ、主要仮想通貨は現在買い時であると予想しています。

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