【3/19-3/23の仮想通貨市場】今週のまとめと相場予想

一橋大学卒。欧州系投資銀行所属、金利・為替トレーダー。

また、個人で2016年より仮想通貨を保有しています。Twitterで色々発信しています。(@c_p_t_k_d

 

仮想通貨市場

 

G20は具体策は出てこなかったものの、仮想通貨の上昇は当分難しそう

今週の仮想通貨市場は、大きく下がった前週から小幅反発するものの上値は重い展開となりました。

 

直近3カ月のビットコインのチャート

赤枠内は、当週のチャートになります。ここ3カ月の値動きと比べるとあまり動きのない週でした。

G20について

19-20日に行われたG20(主要国首脳会議)では、仮想通貨に対する規制を強めようとの合意はあったものの、具体策は何も出てきませんでした。その影響なのか、前週に警戒感で下がりすぎていた分の買い戻しがあったことから仮想通貨全体は小幅だけ価格上昇しました。

前週に80万円付近まで下落していたビットコインも、98万円近くまで反発する場面もあったが本格的な上昇トレンドには入りませんでした。

 

今週のビットコインのチャート(赤枠内)

 

その他外部要因

日本国内を見てみても、金融庁がバイナンスに対して警告書を送付するなど、世界的に、取引所に対しての規制を強くする動きが今後も強くなることが予想されます。

また、Googleが5月を目処に、仮想通貨に絡む広告を禁止すると今週発表したように、様々なSNSから仮想通貨に関する広告が消える流れになっています。

新規の、仮想通貨参入者に支えられていたからこそ、2017年の大幅上昇が実現してことを考えると、こういったネット広告の規制の流れも仮想通貨市場にとっては向かい風になる可能性があります。当分の間は、仮想通貨価格が反発して、再び上昇トレンドにはならないのではないだろうか。そのため、腰を据えて仮想通貨を買うとしても、今のタイミングではないと考えています。

 

ポジティブなニュースとしては、前週からアルトコインの送金再開とネムの損失補てんを行い、かつては日本最大の取引量を誇っていた、コインチェックのアルトコインの送金がスムーズにいっていることぐらいしかなかったのではないだろうか。

日本における仮想通貨投資家の大半は、残念ながらコインチェックにアルトコインを預けたままになっていたので、送金も取引も出来ずに凍結されていた資金が再びマーケットに戻ってきたということは、多少はいいニュースであろう。