2017年にメガバンクがリップルを導入したことにより、2017年春に1XRP=約3円だったリップルが年末には、100円を突破して、大きく注目を浴びました。
リップルの歴史とともに2018年、リップルの価格がどうなるのかを予想してみました。あくまで個人的見解ですので、必ずそうなるという訳ではございません。
リップル(XRP)の歴史
2013年9月に公開されたリップル(XRP)2017年4月には1XRP=約3円だったリップルが、2018年初には、高値の1XRP=約400円をつけました。価格は130倍以上に値上がりしました。

2016年
みずほ、りそな銀行、海外の大手金融機関がRippleネットワークの採用を表明
2017年
3月
31日:三菱UFJ銀行がリップルと提携(当時1XRP=約3円)
4月
27日:内外為替一元化コンソーシアムにて国内銀行がリップル社の次世代決算基盤をクラウド上に実装することを表明したことに加え、今回から三菱UFJ銀行が参加
5月
16日:ロックアップの発表により価格が2倍に上昇(高値の1XRP=約40円)
6月
1日:韓国最大手仮想通貨取引所「ビッサム」にてリップルの取引が開始
7月
10日:イングランド銀行がリップルの共同実験結果を発表
11日:三井住友銀行、ゆうちょ銀行が内外為替一元化コンソーシアムに参加
8月
リップルの公式ツイッターによるカウントダウン
10月
swellカンファレンス
11月
16日:American Expressが国際商業送金サービスFXIPへのリップル統合を発表
12月
8日:リップル社が550億XRPのロックアップ完了を発表
13日:日韓の金融機関がリップルネットワークを利用した国際送金実験を開始
19日:アユタヤ銀行が石油化学企業との決済にRipple Net採用
2018年
1月
12日:マネーグラム社との提携を発表
2月
4日:Bank of ChinaのXRP送金システム計画発表
15日:サウジアラビア中央銀行との提携発表
3月
4日:coinbaseにXRP上場疑惑が沸騰
⇒価格が1XRP=約90円から約110円まで上昇
リップル(XRP)の今後
リップル(XRP)は他の仮想通貨より性能が高く、ripple社のビジョンもしっかりしていることは分かりました。しかし、気になるのはこれからリップル(XRP)の価格が上がるのかということです。
結論から言うと、
リップルは生き残って値上がりしていくのではないかと筆者は考えています。
1.既存の国際送金の仕組みと比べて利便性がとても高い
あくまでリップルは商品購入ではなく国際送金決済のための仮想通貨です。 現在使われている国際送金決済システムから代替したときの利便性はとても高いです。
例えば、既存の仕組みで国際送金を行おうとすると、基本的に以下の手数料等が掛かってしまいます。
- 送金手数料
- 為替マージン(スプレッド)
- 受取先の手数料
通常、この3つを合計すると結構な金額が掛かってしまいます。
例として、100万円をドルに替えて日本の大手銀行から米国に送金するとします。
その場合、送金手数料約5,000円、為替マージン約10,000円、受取手数料約3,000円程度が掛かって、送金だけで合計約18,000円引かれてしまいます。(実際の手数料は各銀行及び窓口を使うかインターネットを使うかなどによって多少異なります)
海外から日本の口座へ送金する場合も同程度の手数料が掛かります。
三菱東京UFJ銀行 外国送金手数料のデータより
さらに、送金してから着金までの日数も数日から1週間程度掛かってしまいます。
その点、リップルネットワークを用いた場合には、手数料は現在の手数料の10分の1以下、24時間365日いつでも送金ができるようになると言われています。
【参考動画】送金手数料引き下げへ 銀行が合同プロジェクト
2.他の仮想通貨より利便性が高い
他の仮想通貨よりも利便性が高いのは上記の他の通貨との性能比較でも述べた通りです。 また、独自の送金決済システムを構築しており、世界の大手金融機関や企業と提携していることも他の仮想通貨にはない強みです。
3.世界の大手金融機関や企業のリップル(XRP)の採用が拡大
2017年には世界の大手金融機関や企業が次々にリップル社のシステムを採用、リップル社と提携するなどとの発表が相次ぎました。 世界の国際送金決済事情において、ますますリップルの存在感は増していくものと考えられます。
日本の4大銀行のうち、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャル・グループが提携。SBIホールディングスも提携。下記リップル社との提携グループ。
日本4大銀行の三井住友銀行、りそな銀行に関しては、ブロックチェーン送金の実験中。
アメリカンエクスプレスがRippleNetに加入。
クレジットカードの中では1、2位を争う高いブランドイメージとステータスカードを有しており、アメリカの他、日本やイタリア、イギリス、メキシコ、カナダ、オーストラリアなどを主な市場として、世界各国でクレジットカードの発行を行っている他、現在世界140カ国に、2,200のトラベル・サービスオフィスを展開している会社です。
こういった理由から、ripple社のシステム採用はますます拡大していくものと考えられます。
ripple社としてはXRPが使われた方がなおよい訳ですから、リップル(XRP)の価値も高まっていくでしょう。
また、ビットコインは他のアルトコインに取って代わられやすいのに比べて、リップルシステムは既にある程度採用されているため参入障壁があることもリップルに有利な点と考えられます。
4.リップルネットワークを導入する金融機関・企業が更に増えていく
これは確定したことではなく、あくまで個人的見解です。
2017年に大手金融機関がリップルネットワークを導入しました。大手金融機関が新しい試みを行い、成功するとその下の金融機関(民間機関)が導入するようになります。大手金融機関の成功事例に、リップルネットワークの利便性が認知されれば、金融機関以外にさらに利用するユーザーが増えていきます。
価格は、需給で決まっているため、買いたい人が多ければ価格が上がり、売りたい人が多ければ価格は下がります。
つまり、リップルネットワークを利用したい人が多ければ価格が上がると言えるのです。
リップル(XRP)の購入方法
リップルをはじめとした仮想通貨は、仮想通貨取引所・販売所で購入します。国内でリップル(XRP)が取引出来るところは、以下6社になります。
取引所
販売所
- GMOコイン
- DMMBitcoin
- QUOINEX
CoinCheck(コインチェック)
仮想通貨を購入しても、取引所が倒産・ハッキングされて資産がなくなれば元も子もないですし、手数料が高ければ、年間でかなり大きな差となってあらわれます。そうした損をしないためにも、取引所選びは重要になります。