リップル(XRP)の先物取引人気が上昇中!今後さらに拡大する?

2017年になり物入りで先物市場に参入したビットコインと違い、XRP先物はそこまで騒がれることなくひっそりと取り扱われました。

というのも、イギリス拠点のスタートアップ企業であるクリプト・ファシリティーズ(Crypto Facilities)は仮想通貨リップル(XRP)の先物市場を2016年10月から現在まで、既に約18ヶ月運営しているのです。同社CEOのTimo Schlaefer氏はXRP先物について、最近のデータから見て、XRP先物の採用は拡大していくだろうと見通しているようです。

「我々はかなり多くのオーダーブック(注文板)を有しており、大手のマーケットメーカー(値付け業者)と協力して更に拡大しているところです。」とTimo Schlaefer氏は述べています。

2017年7月、ニューヨークのスタートアップ企業であるLedgerX社はアメリカの商品先物取引委員会(CFTC)からビットコイン・デリバティブの認可を受けました。しかし、実は2016年10月にはクリプト・ファシリティーズ社はイギリスの金融行為監督機構(FCA)の管理の下、リップル社と提携してXRP先物の取扱いを開始していました。

2017年12月にシカゴ・オプション取引所(CBOE)とCMEグループがビットコイン先物を開始した時、クリプト・ファシリティーズ社のXRP先物取引量は1ヶ月で1,420万ドルありました。
そして、CBOEのビットコイン先物1月限が満期を迎えた時には、ほぼ2倍の1ヶ月当たり2,460万ドルの取引が行われていたのです。

その大きな取引量どころかXRP先物がトレードされていたことすら投資ファンドの多くは知りませんでした。しかしそれが今や、軌道に乗っているクリプト・ファシリティーズ社と契約しようとする人々は増えてきたようです。

Schlaefer氏は「流動性は非常に高まってきています。2月も取引量は増加しており、3月には新記録を更新できるでしょう。」と語っています。

 

XRP先物とXRP価格との連動

Schlaefer氏は、現在連携を検討している大手マーケットメーカーの情報を明らかにしていません。しかし、CoinDeskに独占的に提供されたデータから、XRP先物の注文数がどのように増えてきているのか、そしてXRP価格にはどう反映されているのかを調べました。

CoinDeskより引用

クリプト・ファシリティーズ社が2016年10月に開始した、現金決済のXRP先物の月別取引量は2017年3月までは比較的平たんな動きでした。

しかし、その翌月の4月に3倍以上の308万ドルの取引量を記録すると、更にその翌月5月には4倍の1,210万ドルの取引が行われました。
これはちょうどXRPが4月の0.03ドルから5月半ばの0.34ドルに高騰した時期と重なっています

その後、XRPの価格は急落しましたが、2018年1月にXRP先物の取引量が2,460万ドルに増加すると、併せてXRPの価格も3.53ドルを記録しました。

Schlaefer氏によると、クリプト・ファシリティーズ社のXRP先物に投資している2,000~3,000人は同社の投資家総数の約30%を占めているそうです。

これらの取引のほとんどが個人投資家に分類されますが、XRPは同社に成長機会を与えてくれるものであり、業界全体にとっても同様であるとSchlaefer氏は考えています。

「我々は更に多様なユーザー層を取り込みたいと考えていますし、それは望ましいことでしょう。」

 

XRP先物の勢いは続く

将来、XRP先物が更に盛り上がるであろういくつかの理由を述べます

 

時価総額550億ドルを誇るCMEグループは既にクリプト・ファシリティーズ社と独自のビットコイン先物を協働して設立したことがあります。

CMEグループの代表はXRP先物の将来的な取り扱いについて具体的にコメントしていませんが、同社は2016年に行なわれたリップル社の5,500万ドル投資ラウンド・シリーズBに参加したことがあります。
そしてその後すぐに、CMEグループの役員だったMiguel Vias氏はリップル社のXRPマーケティング部門のトップに就任しているのです。

CBOEの広報担当者は、CoinDeskのXRP先物についての取材に対して、「当取引所は仮想通貨オプションの追加に前向きです。」という昨年CEOが述べた内容を繰り返すのみでした。

しかし、XRP先物を最初に採用するのはユースケースに焦点を当てたスタートアップ企業かもしれません。

CFTCの認可を受けたビットコイン・デリバティブ提供会社のLedgerX社CEOのPaul Chou氏はXRP先物の可能性を探っていると述べています。
LedgerX社は昨年、現金決済のビットコイン・デリバティブを開始してから、1億ドルの想定元本を売買しています。

 

XRP価格の操作に対する懸念

しかし、Chou氏はXRP先物の採用については慎重な姿勢を見せています

例えば、Chou氏はLedgerX社がXRP先物を取り扱うか否かは「XRPが大量保有されていること」の分析に主に因るだろうと述べています。

もちろん、このようにリップル社とXRPの関係について懸念する理由は仮想通貨コミュニティでも広く認識されています。
一つには、リップル社の社員が大量のXRPを所有しているとも報道されています。

そのため、XRPを強く求める顧客の要望に応えて、Chou氏はLedgerX社に調査部門を立ち上げたということです。

より詳細なことを言えば、特に差金決済の先物契約を行なう場合に、XRP大量保有者がXRPの価格を操作できる可能性について調査しているとのことです。

Chou氏はこのようにまとめています。
「現物決済であればこのような問題は起こりません。なぜなら、価格操作されているかもしれないということよりも、仮想通貨を欲しいか要らないか、だからです。」

 

Ripple’s XRP Might Be the Next Crypto Futures Market

 Mar 20, 2018, by Michael del Castillo

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